
ある日、ミドリノモリ色をした
三匹のカメレオンが「色」を手に入れた。
赤い太陽のギギ
青い海のトット
黄色いひまわりのミーミ
いつも一緒だった幼なじみの三人が、
それぞれの道を歩き始めます。
長い物語の始まりの第一巻
◇
ぼくの本当の「色」はなに?
色探しの旅のなかで
様々な生きものたちと出会い、
学び、成長するギギ。
ギギが見出す自分の色とは――

「もうずいぶんと昔のことじゃが、ミドリノモリから訪ねてきたカメレオンがおってな、そのことを思い出しておった」と言います。
「ミドリノモリから来たカメレオン?」
思いがけない言葉にギギはびっくりしました。
「ああ、若いカメレオンでな、お前よりもう少し大きかったかの、きれいな色をしておった、翡翠のように美しい緑色じゃったよ」
- キツネザルのレムル爺さんの宿 -
Table of Contents
第1章
ミドリノモリと旅立ち
第2章
虹の丘の三つの道
隠された果樹の園
憧れの星の海
草原の道、風の道
第3章
大きなブナの木の下で
第4章
キングタオニー山麓で
第5章
ミモザの道と渡り鳥
Author
Momina Ina
20代でシステムコンサルタントとして独立。仲間とともにITコンサルティング会社を起業し、独自のシステム開発や古民家再生プロジェクトを手がけるなど、ビジネスの第一線を駆け抜けた。
早期リタイアから12年。現在はパートナーと2匹の愛猫と暮らしながら、料理ブログ、料理写真、古文書解読など、好奇心の赴くままに趣味の幅を広めている。本作が初めての小説。
ギギとともに『自分の色』を探す旅へ、人生の新たな挑戦。

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物語の誕生
この物語は、画家・北澤里奈さんのキャラクターから生まれました。
2012年、ベンチャー企業の社長として忙しい日々を送っていた私は、「絵の力で空間を明るくする」をモットーに『元気の種』を届ける画家・北澤里奈さんと、とあるコミュニティで知り合い意気投合。
初めて彼女の絵を目にしたとき、豊かな色彩で描かれた元気いっぱいのキャラクターの世界 – ぺったんこな植物と楽しい生きものたちの世界 – に一瞬で引き込まれてしまいました。
パズルを組み合わせるようにキャンバスの隅々までびっしりと描き込まれた絵。小さな植物も隅っこの生きものも、そのひとつひとつが見る者に自分の言葉で語りかけてきます。
なかでも、ひと際 私の目を引いたのが《赤いカメレオン》でした。

– 自分の 『色』 で目立っちゃえ – これは画家・北澤里奈さんが赤いカメレオンに込めた思いです。
周りにあわせて自分を隠すのではなく、勇気をもって本来の『色 – 個性 -』を解き放とう。その明るく前向きな力強いメッセージの裏側で、周囲の環境に馴染めずにいるカメレオンの孤独や寂しさが深く心に響いてきました。そして、私はその赤いカメレオンにこっそり『ギギ(GiGi)』という名前をつけました。
私のなかの空想と、キャンバスで息づく彼女のキャラクターが溶けあって、一つの世界が動き出しました。それがこの物語です。
Artist / Illustrator
Rina Kitazawa
名古屋造形芸術短期大学(現在の名古屋造形大学)でビジュアルデザインを専攻。「描いている自分も観た人も元気になる絵を」という思いから、2001年に個人ブランド『POWER SEED(元気の種)』を設立。自身の絵を『楽描き(らくがき)スタイル』と呼び、彼女のキャンバスのうえではキャラクターや植物たちが伸び伸びと駆けめぐる。
-生命の輝きと圧倒的な肯定感-
彼女のレンズを通せば、世界はこんなにもまぶしい。キャンバスのなかの小さな葉っぱ一枚から、端っこにいる虫一匹まで、「私もここにいるよ!」「生きているよ!」と語りかけてくる力強さは、見る者の心に「元気の種」を蒔く。
百貨店・ギャラリーでの個展、ライブペイント、オフィス壁画など多様な表現を通じ、「元気の種」を届け続けている。現在は横浜を拠点に活動中。二児の母としての日々や制作の舞台裏をSNSでも発信している。

| POWER SEED里奈 | 生命あふれる色の世界を描く画家 | |
| note | 絵描きママの奮闘記 |
| 公式Webサイト | POWER SEED |


